パジェロミニの四駆について
パジェロミニは初代のモデルがRVブームの火付け役となり、2代目の登場の時にはRVの代表とも言われるようになりました。パジェロの名称を冠するモデルには四駆のシステムにもこだわりがありました。
当時の軽自動車の駆動レイアウトはスペースの効能に優れている前輪駆動のスタイルが主流となっていました。三菱の軽自動車であるミニカは横起きエンジンの前輪駆動となっていましたが、パジェロミニでは縦置きエンジンのセンタースルーレイアウトで、四駆のパートタイムの駆動系が採用されたのです。
当時軽自動車のオフロード4WDにはスズキジムニーがあり、こちらは本格的な4WD専用レイアウトとなるオフセットドライブが採用されていました。 パートタイム4WDの駆動系は本格的な四駆のオフロードの中に、2速の副変速機付きトランスファーが備えられており、時速80kmまででしたら走行中に2WDと4WDの切り替えが可能でした。ミッションには5足MTがあり、ほかには3速ATもありました。